企業と共有するもの

会社で行っている仕事が、実は会社以外の場所でも出来るのではないか、ということから企業がいろいろな試みを始めています。
企業の経営で経費がかかるのは、人件費や光熱費、また家屋などの家賃などです。自社の建物であれば、税金がかかってきますので、無料で済むというケースはありません。

経営をするということは何かしら経費がかかってしまうものなのです。
この経費を少なくすることが出来れば、その分が利益になりますし、また新しい技術や商品の開発費に回すことが出来ます。
近年では一定人数の社員は確保しながら、繁忙期などにはフリーランスの人材を採用することで日常的な経費の削減を行っている企業もあります。
IT関連の企業に特にその傾向が見られ、中にはインターネットや電話での連絡のみで仕事が完了してしまうこともあるようです。

フリーランスの職業で高い人気を誇るcg分野などもその一つで、一定期間に一定の成果を上げることが出来れば、わざわざ出社する必要がない、ということもあるのではと考えられています。フリーランスの力を借りることで人件費が安くすむというのは企業にとって魅力的なことなのです。
人を雇用すると、給与だけでなく雇用保険など企業が負担する金額が大きくなります。これは社会全体では雇用の安定が生活の安定に繋がるのですが、企業自体が利益を上げなくては給与の増加も見込むことが出来ませんので、そのバランスが難しい見極めの必要なポイントです。

cgなどもどの程度の仕事内容であれば外注が可能なのか、またどのレベルになるとよりレベルの高い技術者が必要になるか、という企業の正確な判断が必要なのです。これからフリーランスで働こうと考える人も、企業側の考えを知っておくことをおすすめします。企業とフリーランスの両者がお互いに利益を共有できるような関係を意識することが大切なのです。